【vol.1453】
マスクを堂々と外せるのに
花粉でマスクが外せない我輩である
手仕事がどんどんなくなっていく
それでもできる機会があるなら
やっていきたい
今日はそんなお話です
百年先も笑顔のある暮らし
を提案する日本で唯一の
書導家&建築デザイナー
それでは2023年3月15日(水)
いってみよう
桜の開花が早まりそうな予感
3月中には花見もできるとか
既に咲き始めているところもあり
いよいよ春本番がやってくる
雪が溶け現場も作業がしやすく
なってきて山の中でも
暖かかくなってきた
川がすぐ下を流れていてウグイやモロコが
泳いでいて本当に風情がある
ただ、花粉には本当に悩まされているが
大工さんたちはどこ吹く風?
みたいに粛々と作業する
作業場はかなり大きくて
今、民宿の改装工事をやってるんだけど
増築部分は小さいので
手刻みでやることになった
まず木材に墨付けをして
ノコとノミとカンナで仕上げていく
俺自身久しぶりにこの光景を見たが
大工さんももう何年ぶりだろう?
っていうくらいこうした
手仕事は減っている
今は、プレカットと言って
材料を機械が全て刻んでくれる
この利点は加工に狂いがないこと
工程も短縮できること
ただ、利点はあるが手仕事を
できる大工さんがいなくなる
現場に材料が何でも届いて
組み立てて板を貼って
ビスで留める
素人ではもちろんできないけど
大した技術は不要になってきてる
本来、木を詠む
作業からやって刻んで
加工して金物にも頼らずに
昔ながらの伝統工法で組み上げる
最近本当に思うんだけど
高気密高断熱をどんどん追及し
家が呼吸できなくなってる
俺がまだまだ勉強不足なんだけど
果たして本当に高気密高断熱が
いいんだろうか?
ここのお施主様と話してても
高齢者の方が施設に入って
一年中室温が管理されていて
久しぶりに家に帰ると体調を崩すらしい
家の中が快適でも過酷な
自然環境に適応できず
自然治癒力も衰える
このお施主様はその辺の草を
餌として鶏に与えて産んだ卵を
調理する
山菜も採り畑もやってほぼ
自給自足の生活だから超元気
時々、野菜や卵をもらうんだけど
卵なんてキミが美しくて本当に美味しい
耐震や断熱。。。
国の基準だから仕方ないけど
法隆寺なんか1300年も建っていて
それが証明してるんだから
もっと国内の資源を使って
本来のあるべき姿にはならないのかなあ
微力ながら限られた時間と制約
の中でやっぱり
手仕事にはこだわっていきたい
手仕事は人の手によってなされるもの
AIや機械には精度は叶わないが
魂や想いがそこには宿っている
需要と供給のバランスがあるから
それだけにこだわることは
厳しいけどこだわっていく
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【今日の禅語】
山色笑春風
さんしきしゅんぷうにえむ
春風が吹いて、山全体が新緑に染まっている
春がそのままそこにある
春をからだいっぱいに感じて命をリフレッシュさせよう
今日も読んでくださり
ありがとうございます
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住所 | 〒615-8202 京都市西京区松室吾田神町192 エンティム上桂205 |
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営業時間 | 9:30〜17:30 |
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